自分自身で、ともに。  

東京当事者研究ミーティング vol.1

2015.05.31にはじめての当事者研究ミーティングを千代田区で開催しました。

ここで、少し会のようすをご報告します。これ以降の会のようすは「過去のミーティング」からみることができます。


今回初めての開催で心配でしたが、6名集まっていただけました。

福岡当事者研究会の方で告知していただけたのが、とても助かりました。


福岡スタイルで、はじめに体調や気分とともに自己紹介したあと、第1部として、当事者研究の本をみんなで輪読しました。

 今日の輪読は「爆発の研究」という章。

爆発のメカニズムについて、 「爆発救援隊」 が結成され研究されてわかってきたことなどが、あります。

そして、べてるでよく出てくるキーワード 「お客さん」 が登場します。

べてるでは「お前はだめだ」などと自分についてあれこれ言ってくる幻聴・幻覚のことを 「お客さん」 と言いますが、マイナスの言葉をかけてくる自動思考の 「お客さん」 だけではなく、ポジティブなお客さんが登場しました。

 

ポジティブなお客さんってなんだろう、ということについて参加者からいろいろな意見が出されました。

 

第2部では、レッツ当事者研究!ということで参加者のおひとりの方が「他人事メソッド」について全国当事者研究大会で発表されたことを、ここでも発表していただきました。

 

みなさんから、どうしたら「他人事メソッド」を呼び出すことができるだろうか、とか、自分の場合だとこうだな、とか、いろいろな考えやアイディアが出てきたことが収穫かと思います。

 

この会では、会として「あるひとつの正解(結論)」 を導くことを極力避けたいと考えています。

それぞれが、そこで上がったアイディアや議論を持ち帰るために、してみたいこと・無理なことなど、無責任にあれこれ言いあってみよう、という主旨です。他人の感じ方・考え方と、自分の考え方との相違を知る、距離を測る、ということでもあります。ゆえに、できるだけいろいろな特性の方に来ていただけた方が、広い知見が得られるのではないかと思い、障害や困ったことのジャンルを縛らずに、垣根を超えてミーティングができたらと思っています。