当事者研究ミーティング vol.7

第7回の当事者研究ミーティング、がんばれ!子供村@池袋で開催いたしました。

輪読パートは『つながりの作法ー同じでもなく 違うでもなく

今回は当事者会参加経験がある参加者が多かったこともあり、当事者会などに繋がった後に生じてくることや、話せそうで話せないこと、ミーティングが前提とする「たいしたことないことでも、何度でも繰り返し、言っていい」こと、などについて意見交換をしました。


そして、レッツ当事者研究!


まずは「仕事でうまくいかないこと」の研究です。

うまくいかないことを伝えたいのだけど、伝わらない、という内容に色々な意見が飛び交いました。


 仕事でうまくいかないことがある、というのは、困りごとは個別に違っても、どなたにも生じてくるものです。参加者が「無責任に」「問題を人と切り離して」研究するというのが当会の姿勢です。


「無責任に」というのは乱暴に聞こえるかもしれませんが、実際に問題ごとや苦労の責任をとれるのは問題に直面した当人だけである、ということの裏返しかもしれません。「無責任に言いあう」というのは、「問題を外在化」させて「苦労を取り戻す」ことでもあります。また、無責任に、とは言っても人を傷つけたり批判/否定したりする発言はNGというルールを設けています。


ふたつめは

「目標に向かってがんばる自分が好き。だけど、挫ける」の研究です。

目標を設定すると、目標に向かって頑張れるし、達成したときの達成感が大きいのですが、

「達成しなくてはダメだ」というプレッシャーを自分に課してしまいがちですよね。

この時は、

・絶対に達成できる小さな目標を手前の方に置いてはどうか

・同じ方向で小さな目標にするのではなく、全然別な方向の目標設定にしてみるとどうか

  (うまくいったにしろ、うまくいかなかったにしろ、みんなに報告することを目標とするなど)

という意見が出ました。

ちなみに、「みんなに報告する」という目標は、メタ視線(他人事目線)を得られそうなので、すごく期待大です。


また、挫けやすい原因でもある「苦手な人対策」についても話が出ました。

・「苦手な人」は避けていると余計にしんどいので、地雷元などの押さえとくポイントを把握しておく

・苦手な人に対応するのは、自分を曲げることではなく、自分を守るため、という意識を持つ


たいへん勉強になりました。


このあと、もうひとつ職場の人間関係研究がありました。

このミーティングでは、自分ではなく他の方の困りごとに対処しようとするとき、自分の困りごとと共通点があって、自分の困りごとの方に、突破口を得られることがあり、それがとても助かっています。参加者のみなさま、ありがとうございました。


次回は vol.8 12月19日@渋谷です。

どなたでも参加していただけます。



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Comments: 2
  • #1

    (Monday, 28 December 2015 22:57)

    来月参加したいのですが、
    場所と時間は何時からでしょうか?

  • #2

    ちい (Monday, 28 December 2015 23:01)

    コメントありがとうございます。来月は1月10日と23日ですが、通常バージョンは23日ですー。
    リンク先をご覧ください!
    Tokyo TOJISHA-MTG Meetup http://meetu.ps/2R8ZbM